電話越しの君へ3

こんにちはmacです✡

電話越しの君へシリーズも第3回目です!宜しくお願い致しますm(_ _)m

 

夏から秋へと季節は変わっていった

この年の夏は かなりの猛暑であった。しかも猛暑に、加えて雨がまったくと言っていいほど降らなかった。

雨が降らないと困るのは……

そう農家である電話越しの君だった。

彼は、畑が困っていることは僕には語っていなかった。彼は有機栽培で農作物を作っていた。

彼の野菜は評判が良く、となり街のレストランから声が掛かるほどだった。彼はその事をとても幸せな事と話していた。写真を見せてもらったが野菜がキラキラしていて野菜と言うより✨芸術作品✨と言っていいくらいラブ

 野菜を映している写真も彼のセンスの良さを感じた。写真も人間性が出るというか、撮影した人がどんな視点で世の中を見ているのかが良くわかった。畑にいるカエル🐸ひとつとっても、色々な見方があることを痛感させられた。

 僕から見て彼は魅了的だった・・・

 だが秋になる頃、彼の言霊が少しづつネガティブになっていることを感じた私は彼に

 「何かあったの?」と聞いた。

 その時、「今年の猛暑の影響で作物が、まったく収穫出来ず精神的にも金銭的にも悩んでいる」

 と打ち明けられたのだ。今まで悩みというより馬鹿話ばかりしていた私達だったが初めて冗談抜きの話だった。

 私も当時仕事のことでモヤモヤしていた彼との電話で、そんなことを忘れさせてもらっていた。

 だが彼も私と同じように現実の世界に苦しんでいた一人だったのだ。


  理想と現実・・・

 理想  彼が農業で独立したいと思ったキッカケは東日本大震災だった。TVで流れる地震情報を見ながら彼は

 ”地球のために何か役に立ちたい”

 そう思ったという。その後、すぐに行動にでる。働いていた会社を辞め有機栽培で独立した。体験農業・野菜染め物などのイベントを企画したりと彼はまさに地球の役に立とうと必死になって働いた。

 そんな彼に 猛暑という現実を突きつける地球に対して私は怒りを感じた。


 ふざけるなよ地球、地球、地球。

 「macさん 僕は起きることすべて受け入れたいです。 夜空がきれいな日、僕は外を散歩していたんです。そうしたら 無意識に地球と一つになった感覚があったんです。そのときに

 何も考えず 感じればいいんだ って思ったです。だから起きることすべて受け入れます。」

  それを聞いた私は・・・

 「仙人かい!」 とツッコミをいれたのは言うまでもありません。

 っと こんな感じで2人の距離はさらに縮まっていったのです。


 つづく

 

 

脱パンツもヨロシクね♥